1966年当時の本社社屋

TANIMACHI SEBIRO STORY -「谷町背広物語」-

ロンドンの中心部メィフェアにある小さな通りに、テーラーメイドの仕立屋が集まりだしたのが1810年頃のこと、19世紀中ごろにはすっかりテーラーの街となり、気品と風格のある紳士服の店が並ぶ“通り”、「セビルロー」が出来上がりました。この“通り”の名が後に、日本語の「背広(セビロ)」の語源と言われています。

 

日本の紳士服は、明治新政府の洋式化により進められましたが、毛織物で仕立てられた服を着用できるのは、ごく限られた特権階級の装いでした。大正期から昭和初期、特に関東大震災後その機能性と耐久性から、需要が拡大し仕立屋を中心に紳士服が産業として確立され、その頃から谷町にラシャ屋(毛織物商)や古着屋や卸売商が集まり始めました。そんな中、戦争が始まり統制経済の下、紳士服製造の火は途切れそうになりましたが、創業者たちの熱意と努力、そして、日本の戦後復興と共に、昭和24年頃から、産業としての紳士服製造業・卸売業が谷町で再び活動を開始し、30年代40年代の高度経済成長と共に紳士服需要は急拡大し、ここ谷町が「背広(セビロ)」の街、「日本のセビルロー」と呼ばれ、デザイン性・品質においても高い評価を受けるようになりました。

 

井上清株式会社は、昭和2年(1927年)2月に創業者井上清一が「井上清商品」を大阪谷町で起業したのを創業とし、昭和17年株式会社とし現在に至る歴史を歩んでいます。自社国内外の工場で仕立てた紳士服は、メンズファッションとしての時代性と歴史の中で培った技術により皆様の着こなしに潤いや品を与える存在であらんことを目指しています

新着情報
​2020S/S販売店様向け本社(7/9,10,11)・東京(7/17,18)展示会を、開催予定しております。詳細は、近日掲載予定です。